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バルトレックスは長期服用しても大丈夫?

男性を診ている医者

バルトレックスは、口唇ヘルペスや性器ヘルペスの治療ではバラシクロビルの力価で500mgを1日2回の服用を5日間継続し、帯状疱疹の治療ではバラシクロビルの力価で1,000mgを1日3回の服用を一週間?10日間継続します。バルトレックスは、基本的に5日間から一週間程度の継続服用では副作用の心配がなく、治療延長による10日程度の継続服用が行われています。バルトレックスは、効果的な医薬効果とヘルペスウイルスの増殖プロセスの観点で95%の服用者に有効とされ、多くの医療機関でヘルペスウイルスや帯状疱疹の第1選択薬となっていますが、ヘルペスウイルスが耐性を獲得しにくいことからさらに長い経口投与が行われている医薬効果の高い抗ウイルス薬です。

ヘルペスウイルスは、感染させた細胞の細胞核に侵入し遺伝情報を書き換える脱殻を行い、遺伝子情報を書き換えたことにより感染させた細胞の物質をウイルスの増殖に必要な物質に作り変え増殖プロセスを加速させて繰り返します。増殖プロセスの最終段階では、感染させた細胞から離脱拡散する際に感染させた細胞の細胞膜を外膜エンベロープとしてまとい、増殖したウイルスと感染させた細胞をつなぐレセプターを断ち切り身体中に拡散します。感染した細胞由来の外膜エンベロープは、感染者の感染した細胞だけでなく正常な細胞とも親和性が高いことから身体の各部の神経節で一生涯潜伏感染してしまい、免疫力が低下すると潜伏感染していたヘルペスウイルスが再活性することが再発を繰り返す最も大きな原因です。重篤な感染患者は、身体や免疫力が弱いなどの理由から休眠潜伏しているヘルペスウイルスが再活性し1年間に6回以上再発を繰り返すことも少なくなく、専門の医療機関では感染患者の精神的負担やパートナーへの感染拡大などに対応するために保険適用で再発抑制治療が行われています。

再発抑制治療は、バラシクロビルの力価で500mgを1日1回の傾向服用を最短8週間?最長1年間の長期服用を行い、保険適用での治療が可能です。再発抑制治療は、約60%?70%の治療患者の再発抑制に有効とされ、体内で休眠潜伏しているヘルペスウイルスの総数を最大3分の1まで減少させる治療効果があります。バルトレックスは、骨髄の中で常時細胞分裂を重ねて赤血球や白血球及び血小板に成長する造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制治療にも投与されており、バラシクロビルの力価で500mgを1日2回の服用を造血幹細胞移植施術7日前?施術後35日までの42日間の長期にわたり投与が行われています。バルトレックスは、実際に再発抑制治療で最長1年の治療が行われているので長期服用に大きな問題はなく大丈夫ですが、肝臓代謝型かつ腎臓排泄型の治療薬なので肝臓と腎臓の機能が低下している高齢者や機能障害を抱えている患者の長期の投与は副作用の発症など慎重な経過観察と担当医師の指示に従う必要がある治療薬です。